お知らせ

2014/10/10
平成26年度「紙リサイクルセミナー」に参加致しました。


最も興味深かったのが、「中国における製紙、古紙回収、古紙輸入及び古紙品質評価について」でした。国際経済研究所の夏 占友様に非常にわかりやすい日本語でお話し頂きました。

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中国における紙・板紙の生産量は全体的に少し減ったが、1億110万t。減った要因としては3つの原因があり、①経済成長のモデルの転換(高成長から低成長)、②過剰生産、③環境保護との事です。今後は衛生紙や包装用紙は内需拡大・生活水準の向上により伸び、新聞用紙はインターネット・携帯の普及によりさらに減少するとの事でした。

古紙回収量は法律の改正、モデル都市等を設けて増やす動きはあるものの、回収率は46パーセント。教育や宣伝は日本に学ぶべきだと言っておられました。

古紙に対する品質評価は米国古紙は品質は良くないが安い、EU古紙は品質が良くなく数百tレベルでの返却もあった。日本古紙は品質は良いが価格は高いとの事でした。

最後に夏様は、政治的には中国と日本はあまりいい状態ではないが、この古紙取引きにより信用・信頼・同じ信念を持ち、お互いウィンウィンで実のある交流とし、民民交流を強化し官を促しましょうと締められました。

中国において日本の古紙が高いと思われているのは少し意外でしたが、資源のない日本がこれだけの数量輸出している物は少なく、この古紙を通じて日本の高品位な品質(分別・選別)を貫き友好な関係を構築する必要があると思います。
その一方で、せっかく国内で集めた古紙を輸出に頼りすぎず国内で使う動きも大切だと感じました。

伊藤