お知らせ

2013/06/04
福井県の杉原商店様、岩野製紙所様に訪問させて頂きました。

建物は大正時代に建てられた建物で和の雰囲気と時代を感じることができました。

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まず、紙を漉く所を見せていただく前に和紙の原料(楮コウゾ・三椏ミツマタ・雁皮ガンピ)や紙作りの行程を映像を見ながら説明して頂きました。
原料はどれも弊社で使用している古紙とは違い非常に長い繊維で強いという印象でした。
和紙が丈夫でしっかりしているのもうなづけます。
 

次に現場を見せて頂きました。
近くに50件ぐらい和紙を作っておられる所がある様なのですが、今回は岩野製紙所様で行程を追って見学させて頂きました。
 
原料は倉庫に保管されており、靭皮繊維と呼ばれる表面の皮と芯の部分を取り除いたところだけを使用するそうです。
その繊維を釜でアルカリを使いグツグツと煮て柔らかくします。

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原料によっても異なるそうですが、気温や季節によって微妙煮る時間などを変えてやらないといけないらしく、すべて職人さんの勘という受け継がれている日本の伝統のようなものを感じました。


 
その後漂白された原料は小さななゴミを手作業で一つずつ取り除かれていきます。この作業でゴミが残ってしまうと紙を作った後に欠品となってしまうのでとても重要かつ気を遣われる作業だそです。
 
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その後繊維をもっとほぐしてやって紙漉きに入っていきます。
通常長い繊維で紙を漉くとダマになってしまい、うまく漉けないのですが「練り」と呼ばれる物を入れ、水に少し粘度を持たせてやることによりうまく繊維が分散し長い繊維でも綺麗に紙が漉く事ができるそうです。

昔の人は試行錯誤しながらこのようなやり方を見つけ出していることを思えば、まだまだ自分にも考えできる事が沢山あるのではと考えさせられました。

紙漉き作業は2人でされており、大きい物では4人で紙を漉いていました。(一番上の写真)

とても息の合った作業で繊維がどんどん積み重なっていき薄い紙のシートになっていくところはとても感動しました。

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プレスして水分を半分ぐらいにした後乾燥させてやると綺麗な越前和紙の出来上がりで、
色々な手間隙と長い年月で培ってきて受け継がれてきた技術によって綺麗な和紙ができていることがよく分かりました。

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帰る前に紙の神様を奉っている岡太神社・大瀧神社を参拝してきました。

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とても立派な木が立ち並ぶ中、圧倒されながらもどこか落ち着くとても不思議な感じがしました。
これからも紙作りに精進して参ります。
 
 
岡田