お知らせ

2012/03/14
『地域活性化のためのバイオマス利用技術の開発』の研究発表会を公聴しました。

バイオマスとは、光合成によって得られる生物由来の資源のことです。石油や石炭等の化石燃料には数量に限りがありますが、バイオマス資源は植物の光合成によって循環する資源です。

この研究発表会は、バイオマスをエタノールに変換する研究を中心とした発表会で、農業とバイオエタノール製造が両立するようにいろいろ研究されています。エタノール製造コストは100円/Lが目標です。
代表的な研究の一つに、稲わらを有効利用する方法が検討されています。

稲わらで家畜が好む部分は家畜の餌として、地面に近い部分はエタノールに利用する。地面に近い部分は家畜が好まない部分で、且つ、簡単にエタノールに変換できる糖類が多く含まれているそうで、非常に理にかなったやり方だと思いました。セルロースやリグニン等の残滓は、燃焼エネルギーとして使用し、エタノール製造時のエネルギーとして使用できます。

興味をもった研究では、セルロース系の糖化酵素として、セルロソームとい酵素の研究に興味を持ちました。
私の知っている中では、セルロースを糖化するのはセルラーゼ、ヘミセルロースを糖化するにはヘミセルラーゼを使用するというように、一つの酵素で一つの物質を糖化するというものでしたが、このセルロソームは、アミラーゼ、ヘミセルラーゼ、セルラーゼ等が合体していて、一つの酵素で複数の素材を糖化することができます。リサイクルの研究もされていて、今後注目できる酵素だと思います。

和田