店頭で販売されている商品のパッケージは、ほとんどが美観のためフィルム加工されています。パッケージ用紙は印刷、フィルム添付後、展開図の外寸サイズにトムソンで断裁、抜きます。
したがって、パッケージの数と同じ量の抜きカス（パッケージ損紙）が残ります。実はこのパッケージ損紙が印刷工場で多く発生しているのです。

この抜きカスはフィルムが貼合されていて、一般の製紙会社では処理の困難な紙原料（難処理古紙）として敬遠されてきました。そのため印刷会社やパッケージ会社では、ほとんどが焼却対象の紙ゴミとして扱われています。

私たちはこの難処理古紙から再生板紙をつくり、それを商品パッケージを入れる外箱として再利用する、紙ゴミの循環型リサイクルシステム・モデルを完成いたしました。